陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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O氏

 
O氏は四日市に住んでいる私の陶芸仲間・・・すなわち陶芸家であります。

彼の家族は奥さんと子供が2人。

しかし、彼のメインの収入は陶芸ではありません。

奥さんの収入がメインです。

もちろん彼は陶芸活動をしていますが、失礼ながら私から見ても
彼の陶芸から得る収入というのはそれほど多くない感じがします。
(他人の事を言える立場でもないんだけど)

作品も彼独自の世界を追求してはいるんですが・・・・
どう見ても、やはり詰めの甘さを感じざるをえません。

しかし・・・彼と話をしていると朝まで話をしていても飽きません。

彼の生活の事を聞いていると、目からウロコが落ちるような出来事や行動ばかりで
本当に退屈しないんですね~。

一年に何回も海外旅行に行き、インターネットで要らなくなったモノを売りまくり
はたまた転売し、ちょっと怪しい家業に手を出したり、平日の昼間は映画館で映画鑑賞。

バイトに行ったり、いかなかったり・・・

そして・・・風来坊的容貌は彼そのものって感じです。

とにかくマイペース。そして破天荒な感じです。

そういう意味では私とはまったく逆のタイプです。

2,3年前に私が作品を作るのに非常に悩んでいる時期がありまして
彼にこう言われた事がありました。

「熊本君、陶芸楽しんでないでしょう!?」

いや~・・・・ショックでしたね~。

確かに当時の私は・・・っていうか・・・新しい作品を作る時って陶芸を始めた頃から
楽しいという感覚よりも産みの苦しみっていうパーセンテージの方が私には
多かった。

それは今でも変わらないです。

本当は楽しみながら作品を作れれば良いに決まっているんだけど
まだまだ修行が足りんのか?そういう心境には到達できません。

毎回、「あ~でもない、こ~でもない、あ~かな?こ~かな?」と
つぶやきながらの製作です。
(ひょっとしてこの苦しみを楽しんでいるMなのかも知れんぞ!私は)

時々、O氏のように生きたいと思う事があります。

自由奔放で破天荒、そして楽しんで作品を作るO氏。

しかし絶対にO氏のようにはなれない自分である事も知っています。

そしてO氏のように生きたいと思う反面・・・

O氏のように生きてはダメだ・・・

と思っている、相反する自分がいます。

なんなんだ?一体???

何が言いたいのか?自分でもわからないブログでしたぁ~~!!

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Comment

No title

しんちゃん先輩

私はお酒の力+煙の力を借りています!
どははははは!!!

2008.05.24 | 熊本[URL] | Edit

No title

影丸さん

やはり人間っていうのは「無いものねだり」って事
なんでしょうか?
O氏も以前、私の事を羨ましいと言っていた
事がありました。

自分で言うのもなんですが、自分としては本当に
マジメに陶芸に取り組んできたつもりなんですが
O氏のように、「人生」を楽しく生きていくという
事を時に羨ましく思ったりするんですね~。

良い話を聞かせていただいてありがとう
ございます。

2008.05.24 | 熊本[URL] | Edit

O氏

ゲイジツとか作品とか作り出そうとしている人は、
普通の人と違うエネルギーを使っていると思うのです。そのエネルギーを搾り出すために、お酒の力を借りる人は後をたたないのだと思います。

2008.05.24 | しんちゃん[URL] | Edit

陶芸家S氏

陶芸家O氏・・・・・私から観ると、陶芸家のイメージそのままを行っておられる方にみうけられますが、これは私の偏見でしょうか?この方に比べると、熊本さんは先ず、個人事業主であり、陶芸家、そんでもって、様々な人や色々なものを一人で背負いこんで(その実、違うかも知れないけれど・・・)
外見とは違い(失礼m(_ _)m)「生活する」と言うことに対し、会社員の私が足下に及ばない程、真剣で真面目なのかな?なんて思います。(ひょつとして大いなる誤解かも・・・・・)
話しは変わりますが、私の家から車で30分圏内に六人の陶芸家が住んでいたりしています。そのうちの一人は、日展の大御所と言われて居るので(この方は、窯場と展示場が在るだけで京都在住)すが、この方を含め全員が、メインは薪窯で焼いています。とりあえず、この方は置いといて、S氏という方がいます。というよりいました。私が初めてS氏とお会いしたのはかれこれ十年前、今は無き「天満屋三原店」の個展でした。
その時私は「モーニングカップ」定価1500円を買いもとめました。このカップは今だ愛用しています。取っ手が持ちやすく、S氏から、「このカップの取っ手は、自分でもかなり研究したんだよ。だからこのカップを買った人からいつも「とっても良い。」と言われるんだ。」と血も凍るようなギャグを飛ばされたのが、今では懐かしく思えます。
間伐材の松や家を解体した時の構造材をもらい受け、自分一人で丸太を曳き、斧で割って薪にし、10メートルを超す登り窯を焚いていました。S氏とはその後自宅を訪ねたり、年一回の個展でお会いしていました。
ところが、三年前の11月、町の物産展でお会いした時、傍目にも体調が良くないことが見て取れ、話もそこそこ、挨拶だけしてお別れしたのが最後でした。それから四ヶ月後、人づてにS氏がなくなった事を聞きました。享年70歳・・・「自分は、仕事が好きなんだ。だから薪割りなんかも苦にはならない。」と常々言ってました。・・・・・夫婦で助けあい慎ましく暮らし、自分の作品を待って居てくれる人の為だけに陶芸家してるような人でした。今でも時々S氏の事を思い出しては、「あの人は幸せだったのだろうか。?」思ったりします。でも、たぶん、きっと幸せだった思います。長々と書いてしまいました。すみません。

2008.05.24 | 影丸[URL] | Edit

    
プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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