陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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メリットとデメリット

 
今日も暖かい日です。

教室もストーブいらず。

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さて・・・当たり前の事だけど陶芸作品っていうのは腐らない。
これはそれを商売にする側としは本当にありがたい事で・・・・

それにひきかえ、食品に関しては基本的には在庫はあまり持てない。
生ものの食品などは特にそうでありますね~。

寿司とかサンドイッチとかケーキとかお弁当とか赤福餅とか(笑)
売れ残りは損失となるから、1個でも多く確実に売っていかないと
いけない。

そうすると消費期限などを偽装したりして、損失を極力減らそうと
悪い考えが出てきたりしてしまう。

その点、陶芸(焼物)は在庫がきくので本当に助かります。
10年、20年前の作品だって売る事ができる。

これはすごいメリットです。

しかし、ずっと前にも書いたと思うけど、ある意味においては

これはすごいデメリットです。

残るが故にずっと残る(当たり前か?)

割らない限り残るのであります。

お弁当みたいにすぐに消費して、次の日にウ○コになってくれれば
また次が売れる。

しかし、陶芸作品みたいに割れない限り残り続ける事は消費という観点から
みるとデメリットという側面もあります。

(それでも自分の作品はずっと残っていて欲しいと思うから勝手すぎるよな~)

「もう食器棚の中は一杯!一杯!」

「もう花瓶は10個も持ってるし・・・」

「壁掛けももううちには飾るスペースがないんだよね~」

・・・・となると売る側からみると、リンダ困っちゃう事になってしまうのであります。

「毒を食らわば皿まで!」・・・って感じで毎回皿も一緒に食べてくれれば
もっと作品が売れる?かな???

な~んて、暖かくなってくると脳の中まで、アホな事を考えてしまいます。

「峠の釜飯」の器は陶器でできていますが、食べた後にあの器の処理に
困ったと思う人も結構たくさんいると思うんだけどな~。

縄文人の作品は残すつもりではなく・・・やはりここは残ってしまった・・・と
考える方が自然でしょうね。

後世に残すためにそれらを作ったわけではないのですから。
土で作った作品の(良い意味でも悪い意味でも)宿命ですね。


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Comment

No title

しんちゃん先輩

砂利とは考えましたね~!
さすが先輩です。
確かに窯変したのは色がよくなるでしょうね~
あのままだとちょっといただけない色ですもんね。

2008.03.14 | 熊本[URL] | Edit

No title

よのじさん

おっしゃるとおりでございまして、売れない作品
っていうのはどの個展会場に持って行って絶対に
売れません。
作品の形や質のせいでしょうか?
値段のせいでしょうか?

結局は売れ残ってしまって、うちで埃がかぶって
います。
でも・・・最終的にはどうなるのでしょうか?
困ったもんです。はい。

2008.03.14 | 熊本[URL] | Edit

峠の釜飯

うちの、割りと近くですので、割合よく食べます。
割ってしまうことも出来ず、溜まっていたものを、
一時、七輪陶芸の莢として使いました。
使用するたび割れるのですが、釉が窯変して面白いので、細かく割って通路に砂利代わりに敷きました。

2008.03.14 | しんちゃん@七輪陶芸[URL] | Edit

No title

僕も個展等で売れ残ってしまう時は
負け惜しみ半分で、
「腐らないから次に売ればいいのさっ!」と思います
しかし中にはいつまで経っても売れない作品には
「邪魔だから、腐って無くなって~」と無慈悲な事を
思ったりします
ホントはそのような物制作しなきゃいいのでしょうが
いやはや・・・作家って勝手だな

2008.03.14 | よのじ[URL] | Edit

    
プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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