陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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何を作ろうとしているのか?

 
時々思う・・・

自分は一体何を作ろうとしているのか?って。

一応ジャンル別けすると、私の場合は「陶芸家」って事に
なるんだろうけど・・・

この「陶芸家」っていうのも幅が広くて、食器や雑器をメインに
作るのも、お茶やお花の世界の器を作るのも、オブジェや
陶壁、陶モニュメントなどを作るのも、陶人形を作るのも・・・
どれも陶芸家と言えますね~。

ま、それぞれ各陶芸家が自分の得意ジャンルの作品を自分勝手に
作っていればそれで良い事なんだけどね。

さて自分はどうなんだろう?
と考えると、自己表現のひとつの手段として陶芸というジャンルを
選択していると考えるのが一番言い得ているように思う。

つまりは日常使いの食器をメインに作りたいわけでもないし
手作りの良さ(時に悪さ)を強調するつもりもさらさらない。

製作過程も電動ロクロを使おうが紐作りだろうが
酸化で焼こうが還元で焼こうが・・・
・・・そんな事はどうでもよくて、あるのは結果・・・作品だけ。

そこの所をよくよく考えてみると私がやっているのは
土を使っての自己表現。

つまり食器を例に挙げると・・・
食器という形の中に自己表現を試みている。

まったく新しい形(フォルム)で表現するオブジェも
当然ながら面白い。

物理的な観点から見るとご飯茶碗とか湯呑というのは
ある意味普遍的な形で変えようがない。

けれど制約の中(この場合茶碗の形状)の中での自己表現というのも
まったくの自由の中の自己表現よりも、時に面白かったりする。

矛盾しているかも知れないが、食器をメインに作りたいとは
決して思わないけれども、陶芸家として自己表現の
アイテムのひとつとして食器というジャンルを選ぶのも
またそれはそれで面白いと思うのです。

だから「食器」を作っているという感覚が私にはあまりなく
デザイン等の表現を「食器」にしてみれば面白いんじゃないかって
むしろそういう目線で食器を作ってます。

つまりは「人間の形状」は普遍的で変わらないけど
その人間に着せる色々な服とかアクセサリー等でその人間を
良く見せる事。

器の形状は変わらないけど、色やデザインでアートにする
という考え方が・・・どうも私がやりたい事のような気がします。

作家として生きていくのに私の場合、純粋にオブジェだけでは
生活できません。

その点、食器の形をしていれば取り合えず「使える」
「売りやすい」・・・そこに自己表現を入れる事ができるというのは
陶芸は得な芸術ジャンルと言えるかも知れませんね~。

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Comment

No title

よっこさん

まあ、こんな勝手な事をブログでぶちまいて
いられるのも、よっこさんの応援あるからです!

それより・・・また同窓会したいですね~!

2007.11.24 | 熊本[URL] | Edit

No title

なるほどね~☆

なかなか深いものがありますね。
可能性は無限大ですね。

2007.11.24 | よっこ[URL] | Edit

    
プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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