陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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爆発物処理班

 
昨夜、越乃寒梅を飲みかなりほろ酔い加減で家についた後、
実は夜中までかかっても窯を焚くつもりでいました。

よって窯に火を入れたまま酒を飲んでいた事になります。

ちょうど酒を飲む前は400度だったので、一安心し
帰宅と同時に窯の温度をみると800度になっていた。
よしよし!予定通りだ!

しかし・・・バーナーの1本から変な風に火が噴出していた。

今までの経験でそれは窯の中で作品が爆発し破片がバーナーを
塞いでいる事を物語っていた。

仕方なく窯の火を止め、朝になるのをまって窯出しであります。

体験教室で作った分厚い灰皿が爆発していた。

ここで爆発物処理班の出動であります。
・・・って自分の事なんだけど。

まあ、厳密に言うと爆発後処理班って事なんだろうけど、
とにかく窯の中で作品が爆発すると破片やら粉が四方八方に
飛び散り、一旦全作品を窯から出して破片を取り除き
もう一回窯詰めのやり直しという・・気の遠くなる作業が待っている。

もっとわかりやすく言うと・・・テレビやオーディオ、パソコン、
ビデオなどのゴチャゴチャな配線の上にスパゲティーナポリタンを
謝ってひっくり返してしまった後処理のような面倒くささ。

陶芸人生の中で幾度となく窯の中で作品を爆発させてきたので
毎回、爆発に関しては相当に神経を使っているつもりなのだが・・・

陶芸初心者というのは赤ちゃんと同じで、ほんの2,3分、目を
離したすきに何をやりだすのか?さっぱり想像がつかない。

いや・・・ほんの1,2分でもとんでもない事になって
しまっている事はよくあります。

たぶん、今回も体験教室の時、他の生徒さんの方に神経が向いている
時に体験の生徒さんが土のかたまりの中に空気を入れてしまった
のだろう。

一度製作に失敗した作品をぐちゃぐちゃに丸めて
練らないでそのまま製作する人、結構いるんです。

普通、その場合は新しく練った土を提供しているんだけど
ほんの数分目を離すと必ずこのぐちゃぐちゃ土をそのまま
使っているケースが多いです。

よくお母さんがおしゃべりに夢中になっていたほんのちょっとした
時間に子供が道路に飛び出して事故にあうのとまったく同じで
あります。

当然の事ながら、赤ちゃんに責任はないし、体験教室の生徒さんにも
責任はない。

責任は私にあるのです。

ですから、陶芸体験者は赤ちゃんと同じなので決して目を
離してはいけませんし、説明も一から十までちゃんとお話を
せねばなりません。

たとえば・・・オーブントースターの中のパンをちょっと
見ててくれないか?と頼んだとしても・・・

普通それは、程よい所で取り出すという意味なんだけど
初心者は、真っ黒けになろうが炭になろうが
「見ていて」の言葉をそのまま受け取りず~っと見ているだけです。

にわかに信じられない事だけど・・・こういう事は
教室内ではよくある事です。

そうなると、体験教室の生徒さんがいる時は他の生徒さんには
かまってやれなくなるという事です。

この問題を解決するには、単純に先生や指導者の数を増やすしか
ありませんが、うちの場合、ヘルパーさんを雇う余裕もないし・・・

う~ん・・・困った問題です。

でも結果、作品を爆発させてしまったのは私の責任なので
この先の課題をまた残してしまいました。

体験者さんには板作り(タタラ作り)のみの指導に切り替えようか?
などと・・・考えてしまいそうです。

う~ん・・・マンダム!


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Comment

No title

さかさん

もうそろそろ・・・爆発の失敗からは卒業したい
んですが。

まあ、自分の作品ではもう爆発っていうのは
ないんですが・・やはり初心者の作品では空気が
入ってしまう事もありますからね~。

ま、そうは言っても責任は私にあるのですが・・
とほほほほ

2007.10.03 | 熊本[URL] | Edit

No title

しんちゃん先輩

さすが先輩です。
先に板を用意しておくのは名案です。
しかもコップの高台はなし!

う~ん・・・うちの場合タタラでコップを作る
場合でも高台までしっかりと作ってもらう・・・
これが良いのか悪いのか?

でも先輩のご指導された作品はどれも個性的で
良いですね~。
大いに見習わないと!

2007.10.03 | 熊本[URL] | Edit

No title

nagaさん

ご心配無用です。
今回、爆発したのは還元の方の窯ですので
nagaさんのは無事です。

むしろ酸化の方の窯が全然詰まらないので
困ってしまいます。
今週の土曜日にはお渡しできると良いのですが・・

2007.10.03 | 熊本[URL] | Edit

No title

SATOチチさん

本焼で爆発ですんで、もう最悪でした。
まだ爆発させてすまうというのはまだまだ
修行が足りんのですね~。

しかし、もう作ってしまった作品に関しては
中に空気があるかどうかなんてわかんないです
もんね~。

もちろんしっかり乾燥させているのですが・・・
その灰皿だけは素焼きの必要のない作品だったので
それが一番の敗因ですね~。

2007.10.03 | 熊本[URL] | Edit

No title

見ただけでぞっとしますよね~・・・。だ~れこんなの入れてと素人ばかりの私たち集団は非難轟々です。熊本大先生はさすが肝がすわってますね~。しかし、ご苦労様ですm(_ _)m

2007.10.02 | さか[URL] | Edit

No title

私も町の教育委員会から頼まれて、出前陶芸講座というのを請け負っておりますが、たたらで湯飲みを作ってもらっています。http://www.yorii.or.jp/~nakajima/sub261.htm
↑こんな感じ。
よく見張っていて成形に失敗したら、新しいたたらを渡します。
紐造りでは、削りが出来ませんので。

2007.10.02 | しんちゃん[URL] | Edit

No title

うひゃー。
灰皿爆弾ですか!?
僕のは大丈夫ですか?

2007.10.02 | なが[URL] | Edit

No title

素焼き窯で、ですか?
本焼きだと、相当厄介ですね。
焼いたらどうなる?
これが入門したてのころの、
ワクワク、ドキドキ。
経験を重ねて、覚えていくしかないのですが、
「一発・爆発!」をやらかすと、
次の気のエネルギーが溜まるまで、
時間がかかります。

上手く気分を変えて、乗り切って下さい。
不肖の一弟子より。

2007.10.02 | SATOチチ[URL] | Edit

    
プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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