陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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誰のために作るのか?

 
風邪の方も薬のおかげ?でなんとか現状維持。
まだ、せきもでるし鼻づまりもしてますが・・・

さて、今日は某個展を見にいきました。

ひとつの壺が50万とかひとつの抹茶碗が50万円とか
すっげーーー高い値段がついていました。
それでもそれが売れていて、ある意味すごいな~と思った次第です。

それを見ながら考えた事は、みんながみんな、買える訳ではないと
いう事。

逆に言えば作家はその他大勢の一般庶民など無視しているという事。

こうやって書くとなんか気分悪いヤツに思われがちだけど、
よくよく考えてみると思いっきりはずれているわけでもないように思えてしまうんです~。

個人の作家がひとつの作品を作るのは大量生産で1つ100円の飯碗
とまったく違うモノであるという事。
比較できない・・そして、競争もできない。

当然、1個、1個、手で作っている訳だから値段は高くなる。
高くなった手作りの作品を購入できる人はそれなりの経済力と
美術に関する教養なり、価値観をしっかり持っている人に限定される。
(それは飯碗や湯呑でさえも)

つまりは陶芸家のお客さんというのは・・・
たくさんいるお客さんつまりは消費者のほんのわずかな人だけなのだ。

美術画廊で開かれるベテランクラスの個展の場合、何十万、何百万とする作品が数点売れるかどうかだけで個展の成功か否かが決まってくる。

いくら売れたか?ではなくこの場合、「買ってくれる特別なお客さんがいたかどうか?」の問題とまったく同じだと考える事ができるんじゃないかな~?

このお客というのは何百枚、何千枚というダイレクトメールやちらしの中の一人、二人・・・
逆に言えば、この一人、二人のために何百枚もダイレクトメールを作っているんですね~。

私はごく一部の人のためだけに作品を作っているとは思っていなかったんだけど・・・
冷静に考えてみると、私の作品を理解してくれるごく、ごく、ごく一部のその中の一部の人のために作っているのかも知れないと思ってしまった今日でした。

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プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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