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陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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興味

 
しかし、今日は寒かったですね~。

小雨も降っていて寒さは拍車がかかりました。
三寒四温・・・ま、これが春の天気です。

今日は久々に本屋に行きました。
しばらく行ってなかったので、どれも私には新刊です。

片っ端からパラパラとページをめくっていきます。

男性誌のコーナーを立ち読みし、そしてやっぱり陶芸の
本のコーナーに行って色々と参考になる本がないかを
物色します。

毎回そうなんですが、陶芸雑誌というのは「当たり」と「はずれ」の
差が大きく、1,2ページめくっただけで閉じてしまう場合も
多いです。

しかし、これは私の場合という事で、興味のある人は
私がつまらないと思った雑誌でも興味深く読むでしょう。

私は陶芸家でありながら、あまり釉薬には興味がないんです。
ですから釉薬特集とかだと題名だけ見て速攻にパスです。

もちろん、自分の作品でも色々な釉薬を使い分けてはいますが
興味がないものはないんです。

私は釉薬の織り成す模様や景色、色彩もそれはそれでキレイだと
思いますが、それ以上に形や表現力という方に興味があります。

こういう事を書くと、陶芸家失格のように言われる事がいままでも
何回もありましたし、その度に勉強が足りないと指摘されても
きました。

(しかし陶芸家ってそもそも自称の世界なのにね~)

しかし、スキ・キライは・・・

「勉強して克服できるものではありません。」

市販されている釉薬でも、使い方とセンスでとてもよい作品に
仕上がります。

よく釉薬命でがんばっておられる方がおみえですが、そういう人と
話をすると作品についてどうのこうのよりも、釉薬について
どうのこうのの話が中心になり、錬金術師と話をしているみたいな
錯覚を覚える事もしばしばでした。

もちろんそれが悪いと言っているわけではありません。

元々、世捨て人的な職業の陶芸家家業です。

好きな事をやれば良いわけで、私が非難する事でもありません。
それと同時に陶芸家でありながら釉薬にはあまり興味がない私も
非難される所以はないのです。

どうも「陶芸家とはかくあるべき」という人が多いです。
とくに評論家や学芸員によくそういう人がいます。

ロクロがひけない陶芸家がいても、菊練りができない陶芸家が
いても別に作品ができれば全然OKなんですけどね~。

逆にロクロがバリバリで土練りもバリバリでも作品が
面白くないと何にもなりませんのよ!

・・・いや、これホントの話です。

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Comment

shinさん

はじめましてです。

shinさんのおっしゃるとおりで・・・・
コメントが書けないんですが・・・あははは

確かに陶芸の場合は偶然性という事は大きなウエイトを
しめてはいますが・・・

私はあまり偶然性がスキではありません。

土と火だけで陶芸をやっている人をよく見かけます。

一番大事な「自分」が作品の中にないんです。

なるほど、土も味があって、焼きも良い、特に薪窯で
何日も焼いたなんて言われるけど、その作品から受ける
印象は土と火だけの産物である場合が多いです。

電気窯だろうが市販の透明釉だけだろうが、私は
その中に「自分」が映し出されている作品がスキですね~

2007.04.19 | 熊本[URL] | Edit

タカタカさん

はじめまして。
ちょくちょくブログを見ていただいているみたいで
ありがとうございます。

おっしゃるように、時間をかけたり、手間をかけたからと
言って良い作品になるとは限りませんよね。

特に土にこだわりすぎたり、釉薬にこだわりすぎる人と
話をしていても私の場合は平行線のままなんです。

もちろん、土や釉薬の研究は大事ですけど、やはり自分は
何に重きを置くか?と考えますと、私の場合は市販の
土・釉薬でも結構遊べるというか・・・

市販の土・釉薬でも無限の可能性があって、それを全部
知り尽くす事は容易ではありません。

よく個展で「これは何々の葉の釉薬で・・」とか
「この土はあそことあそことあそこの土を混ぜて3年間
寝かして作りました」とか聞きますが・・・

そんな事はあまり大事な事ではなく、やはり作品が
何を語っているか?ですよね!

まあ、セールストークと割り切っておられる方なら
それはそれで・・・・って感じです。

2007.04.19 | 熊本[URL] | Edit

しんさん

初めましてです。
しんさんのHPも時々拝見させていただいてます。

陶芸・・・というのは三位一体とか言われて・・・
土・薬・焼だそうですけど、どれもにエキスパートに
なるほどの才能は私にはありませんのでこういう事を
言ったり書いたりすると、結構「ダメだね~」とか
「まだまだだね~」なんて言われ続けて20年です。

とほほほ

これからもよろしくお願いしますね。
あ!ポチッと押しておきましたよ!

2007.04.19 | 熊本[URL] | Edit

はじめまして。
僕も作家活動をしていますが、釉薬に
あまり興味がありません。
偶然性をねらったり、自分だけの調合を作りだして
それを使ったから良い作品というのは
自分のしたい事ではないと考えているからです。

確かにこういう事って言いにくいですよね。
特に陶芸をやっている人には。
だから珍しいなとコメントしてしまいました。

逆に誰でも使える釉薬で作品を作って
いくとなると、それ以外の部分で
人より長けた部分が必要なので、それも難しい
ですよね。
僕はそっちをいきたいと思っています。。


2007.04.19 | shin[URL] | Edit

よく拝見しています。今回のご意見、もっともだと思いました。
陶芸家の●●さんはすごい!と言っている人がいて、よくよく話を聞いてみると「●●さんはタバコの灰で釉薬を作っている」とのこと。
どう作ろうが、長時間かけて作ろうが「できたもの」が問題だということが一般人には、わからない人が多い気がします。
能書きを垂れて、売っている陶芸家がいて、それに釣られて、言葉のセールスで購入する人も結構多いんでしょうね。

2007.04.19 | タカタカ[URL] | Edit

よくみてますが、コメントを入れたのは初めてです。
のではじめまして!

とっても共感!といっても陶芸家ではないのですが。
そうだそうだ!と思ったのでクリックしていきます!

ではでは。

2007.04.18 | しん[URL] | Edit

    
プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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