陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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金・銀彩

 
朝から先日作った壁掛けの金彩・銀彩の作業。

陶芸には金彩という技法があるけれど、一口に金彩と
言っても色々とあります。

上絵付け用の赤金(水金とも言いますが)で見た目は黒の液体。
作品に塗って約800度で焼付けします。
そうすると金発色します。
(他に金泥を塗るという方法もありますが私はやった事ありません)

その他には金箔を使う場合、金粉を塗る場合。
金箔・金粉にもそれぞれの金の純度があり、当然純度が高い金は
お値段も高い。

(私が使っているのは1グラムが1000円の高級金粉と銀粉。)

今回は炭化焼成の作品への金付け作業なんだけど、この場合
液体の焼付け金は使えません。

理由は二つ。

800度での焼成をすると、炭化焼成で黒くなった部分、
すなわち炭化した部分は白くなってしまいます。

炭化とは結局は炭素のすすが陶土に入り込んだ状態。
土が炭みたいに化けるんで「炭化焼成」ね!

炭は800度だと燃えてしまうのでそれでは炭化焼成の意味が
なくなってしまいます。

財産は金で持てというのはそこから来てます。
ダイアモンドは突き詰めれば

「墨の兄弟」

簡単に燃えてなくなってしまいます。

さて・・もうひとつの理由は炭化焼成の作品は無釉。
釉薬をかけていませんので、「吸い」が強いです。
高い金液を塗っても陶土に吸い取られキレイに発色しません。

・・・という事で朝から金粉・銀粉を塗る作業。

kabekake2.jpg


今回は結構大きい作品です。
(タバコの大きさと比べてください)

金を塗り・・銀を塗り・・金を塗り・・・ってまるで

「金・銀・パール、プレゼント」状態!

そんなこんなで一日が過ぎていきました。

おかげで私の手も・・・

「黄金の手」

kin.jpg


になってしまいました???

今日はゲストにクラーク博士にお越しいただきました。

「クラーク博士、一言お願いします」


「少年よ!ボタンを押すのだ!」

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Comment

さとのさん

先日はお疲れ様でした。

そういえば釉裏金彩・・・
私も忘れていました!あはははは

とにかく、今は先日作られた作品が無事に
焼ける事を祈るのみです。
また遊びに来てくださいね~。

2006.06.28 | 熊本[URL] | Edit

日曜日は 有難う御座いました。
熊本さんの作品に囲まれながらの陶芸三昧な一日
と~~っても 楽しかったです。
帰りの 車の中で
金彩や銀彩の話が始まり
その延長で釉裏銀彩の思い出話が始まり
完成度75%の状態で 放置したまま はや2年・・
冷や汗たらりな 私でした。

2006.06.28 | さとの[URL] | Edit

さかさん

遊んでばかりいるからでしょう~!!
いいな~さかさんは!
私もどこかへ連れてって!

2006.06.28 | 熊本[URL] | Edit

見てみたいな~・・・、でも何だか今週はおじゃまできない感じになってきました。

2006.06.28 | さか[URL] | Edit

まみさん

炭化焼成というのはサヤの中に作品を入れて
籾殻やおがくず、炭などを入れて焼く方法の事です。

あれ?ご存知ありませんでしたか~?

陶芸雑誌を見ると必ず出ていますんでまた見ておいてくださいね~!
でも普通の陶芸教室では、炭化はやらせてもらえないかも?知れません。
うちの場合は炭化焼成の場合は焼代は倍になります。

もし、やられる場合は・・・
先生に尋ねてみたらいかがでしょうか?

2006.06.28 | 熊本[URL] | Edit

piccoloさん

もったいないから洗いません!(爆)

・・・っていうか金粉を取るには
ベンゼンという液を使うんだけど、正直手についた金粉なんかは生活しているとすぐに取れていきます。

金よりも菌に気をつけて手を洗います!

・・ってお後がよろしいようで!

2006.06.28 | 熊本[URL] | Edit

酸化と還元焼成は知っていたのですが、炭化焼成は、知りませんでした。やはり金はすごい!
この作品みたいです。大きそうですね。

2006.06.28 | まみ[URL] | Edit

黄金の手、やはり洗う時には布かなんかで受けるんでしょうか~
まさか、金を洗い流してしまってるんじゃあ?
もったいないもったいないv-61

2006.06.27 | piccolo[URL] | Edit

    
プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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