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陶芸家・熊本栄司の陶芸春秋

陶芸家・熊本栄司の日々の活動や思い、陶芸家としての喜怒哀楽を綴ります

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金彩・銀彩

 
そ~言えば一昔前・・・

「金は百歳!銀も百歳!」

・・・ってなお婆さんいたよな~。

金さん、銀さん・・・CMの出演料をもらった時その使い道を
たずねられたら・・・

「老後の蓄え!」

・・・って言って周りを笑わせたとか・・・

閑話休題

だからという訳ではありませんが、今日は金彩と銀彩をしました。

金彩の方は注文があった香合。
銀彩の方は陶の看板。

まずはボディーはまっ白に焼き上げます。
なぜ白なのか?は後ほど説明します。

ginsai2.jpg


それから銀彩の作業に移るわけですが・・・

本当の銀を使うと焼きあがってからも酸化がはげしく
すぐに黒ずんでしまうので私の場合はパラジウムを使います。
(白金を使う事もあります)

ginsai1.jpg


塗った直後は真っ黒ですが、私の場合は790度で焼くと
銀色になって出てきます。

さて・・なぜはじめに白色に焼き上げるか?と言いますと・・・

金・銀彩、もしくは上絵付けの場合、焼き上げた作品に
絵の具を塗ってもう一回低火度で焼き付ける訳なんだけど
作品が黒っぽいと発色が鈍くなる場合があります。

水彩絵の具でもそうなんですが、同じ赤色を塗る場合も
ダンボールの上に書くのと白い画用紙の上に書くのでは
全然色が違いますよね。

陶芸の場合、焼き上げた作品の表面は釉薬の違いによって
ツルツルしていたりザラザラしていたりします。

そして貫入が入っている場合もあります。

貫入が入っている場合その上に金銀彩や上絵付けをすると
見事にヒビが入ったような焼き上げになります。

上絵付けをする場合、一番大事なのは絵の具ではなく
実は・・・生地(キャンバス)なのです。

ま、これは人間にも言える事でいくら高価な化粧品を使っても
ベースであるお肌に問題があると・・・・ですよね!
(もっとベーシックな所でいうと美人かブスかって事にもなるか?)

そういう場合は・・・

「YES!高須クリニ~ック!」

陶芸の場合、ツルツルが良くてザラザラが悪いという事ではありません。

自分の表現にもっとも近い生地を選ぶべきでしょう。

ちなみに私の今回の白は無貫入ですし、絵の具の吸いも良いので
気に入って使ってます。

おお~~っ!!今日はなんか陶芸ブログっぽいぞ!!

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プロフィール

熊本栄司

Author:熊本栄司
陶芸家・熊本栄司

三重県四日市市在住。
陶芸ビエンナーレグランプリ。
朝日陶芸展 秀作賞・新人奨励賞。
日展など多数の公募展に入選。

岐阜県瑞穂市の市章をデザイン




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